パソコンに「強い」のか「弱い」のかの線引き
- 田中洋美
- 9月8日
- 読了時間: 3分
「あなたはパソコンに強いですか?弱いですか?」
こう聞かれると、返事に困りませんか?
え、えっと…エクセルで四則演算(足し算とか掛け算とか)ならできるけど、関数は微妙だし、プログラミングなんて宇宙語だし…。
じゃあ私は弱いの?いや、でもYouTube見たり、ネットで旅行の予約はできるし…。
ほら、基準があいまいすぎるんですよ。
では 「強い人」のイメージって?
世間が思う「パソコンに強い人」って、だいたいこうです。
* トラブルが起きたときにササッと直せる
* ショートカットキーをスラスラ使う
* 新しいソフトも怖がらずにインストールできる
この時点で「私は弱い側だ」と肩を落としたあなた。安心してください。
強い人も、最初から強かったわけじゃありません。
最初はみんな「電源どこ押すの?」から始まってるんです。
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「弱い人」って本当に弱い?
じゃあ「弱い」とはどういう状態でしょう?
* 保存したはずのデータがどこかに消える
* 文章を打つのに「あ」から「英」に直せず大パニック
* 「クラウドって雲のこと?」と素直に思ってしまう
はい、心当たりがある方、手を挙げてください。
でも!これって笑い話にできるくらいのことなんですよ。
たとえば料理を例にすると、「強い人」はシェフ級に色んなレシピを作れる人。
「弱い人」は目玉焼きしか作れない人。
でも、目玉焼きがちゃんと焼けるなら“生きていける”わけです。
それって十分強いじゃないですか。
もっと言うなら料理が全くできない人でも「買い物」はできる。
それなら生きていけるということです。
世代によって“強さ”が変わる
面白いのは世代ごとの基準。
* 学生さん:「レポートをWordで書ける。強い!」
* 働き盛り世代:「Excelで関数?あ、もうそれだけで強い!」
* シニア世代:「写真をパソコンに取り込んだ?え、それって神業じゃない!?」
ほら、基準がぜんぜん違うでしょう。
つまり「自分は弱い…」と思っていても、違う世代から見たら「めちゃくちゃ強い!」と尊敬されることだってあるんです。
#本当に大事な“強さ”
最終的に「強い」と「弱い」を分けるのは、スキルの多さじゃないと思います。
私の考えでは――
**「分からないことに出会ったとき、あきらめずに調べる気があるかどうか」**
ここが最大の線引きです。
だってパソコンの世界は日進月歩。昨日の常識が今日の非常識になることなんてザラです。
「分からないのは当たり前」「じゃあ調べればいいか」と思える人は、立派に“強い”側。
逆に「もう無理」「私には向いてない」とすぐシャッターを下ろしてしまうと、ほんとに“弱い”ままになってしまいます。
でもパソコンに「強い」「弱い」をはっきり分ける線なんて、実は存在しないのかもしれません。
それぞれの生活の中で、目的が達成できれば“強い”んです。
* 旅行の予約ができる → 強い!
* 写真をプリントできる → 強い!
* 孫にLINEでスタンプを送れる → もう最強!
つまり「自分に必要なことができる=あなたはすでに強い」。
どうぞ胸を張って「私はパソコンに強いです!」と言ってください。
そして、たとえ分からないことに出会っても、笑いながら「へぇ~そういう仕組みなのね」と学べるなら――
その瞬間からあなたは、“パソコンに強い人”の仲間入りです。







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